2024年7月27~29日 セカンドカーブ夏合宿【北海道層雲峡】

北海道層雲峡での夏合宿は、セカンドカーブの学び 「人・自然・本」のプログラムで
充実の3日間でした。
1日目 松下政経塾 元塾頭 上甲晃氏による講演会
2日目 大雪山黒岳登山
BBQ/食育、キャンプファイヤー
3日目 サークル絵本会ワークショップ
 

層雲峡夏合宿

1日目

【上甲晃氏講演会】

 
 
上甲晃さんの特別講義を受講し、素晴らしい講義と共に82歳で北海道、層雲峡までセカンドカーブメンバーのために、ご夫妻で来ていただけた事に感激しました。
 
 
【自修自得】自分で問うて行動し自分で答えを得る。
わからないことや知りたいことをほっておかない、ということは自分に厳しくないとできない。自分を指導するのは自分しかいないのに、自分に甘いと進歩はない、とつくづく実感しました。
【とことん苦しんだ時こそ、人との出会いがある。言葉との出会いがある】
自分からの問いに答えを探して行動を起こす事が自分の道を切り開くことにつながる。
悩みがあればこそ、道が開かれるのであれば、人生はなんと悩みがいがあるのでしょうか!
 
 
上甲さんは悩んでマザーテレサにまで会いに行き答えを得ました。
私自身も悩みは山積みで、山積みの理由は悩むだけで行動はしていなかったと腑に落ちました。
悩みの解決方法の簡単で、かつ真実の極意を学ばせていだき、あとは行動のみだと思います。
上甲さんを見てどうやったら82歳でこのような行動力と頭脳を維持できるのかを考えた時、自分の歳を考えずに行動しつづけた今があるように思います。
いつまでも若く、とは思わずに来た道、54歳で自分の道を決めたままま、突き進んでいく。
私のセカンドカーブもそのようにありたいです。
 
レポート:渡邉優子
 

2日目 

【黒岳登山Aチーム】

Aチームはやっさん(一桝靖人さん)隊長のもと、10名です。
黒岳は、ゴンドラとリフトを乗り継いで、7号目まで行き、そこから頂上まで登りました。
 
てっぺんは、雲があり絶景とはいきませんでしたが、登ったぞ!の満足感。
AチームはBチームを待つ間、頂上から石室へ。
さーっと雲が引いて雪渓が見えました!自然の涼しさが気持ち良かったです。
昨年春、私は登山経験無いのに、ミッキー(竹内美紀さん)のブログを読んでどうしてもヒマラヤに行きたくなり、フルマラソン経験をパスポートに連れて行ってもらいました。これもセカンドカーブのおかげです。今回夏合宿での黒岳は、私にとって3回目の山。1回目はヒマラヤ、2回目は昨年の秋の赤岳、そして今回です。
登山は、ランニングと脚の使い方が違います。翌々日まで太ももの筋肉痛がありました。登山の方が、脚力が鍛えられると感じました。
それにしても山はいい!大きな自然と、登山道に咲く可憐な草花を同時に感じられます。自然の中のちっぽけな自分を感じて謙虚な気持ちになります。
今回の黒岳Aチームには、今年秋にエベレストベースキャンプに挑戦するメンバが含まれています。頑張って下さい!!応援しています。
レポート : 中川朋恵
 
 

黒岳登山Bチーム】

前日、上甲晃氏の講演で学びを得た私達は黒岳ロープウェイ、リフトに乗り登山口に集合して、
Bチームは、ばく隊長(園田ばくさん)を先頭に出発しました。
天気は曇り。ミストシャワーが超気持ちいい!暑さを感じる事なく快適な気温。一歩ずつ足を運ぶ。次第に汗も増え心拍数も上昇。歩きながら、前回講師の大谷真樹氏が「人生の大半の全ては山で学んだ」という言葉が脳裏に浮かんだ。私は何を感じ学ぶのか?
綺麗に咲く花と景色に癒されながら皆と一緒に頂上を目指す。
全員登頂に成功!「やったー!」と達成感味わいました。疲れをよそに、笑顔で記念撮影。
休憩中に一瞬だけ雲が消え、その先の黒岳石室方面から先発Aチームの姿が見えた。みんな爽快感溢れる素敵な笑顔でハイタッチ!エゾリスも私達を出迎え、疲れた身体を癒してくれた。私達Bチームは1時間休憩後に下山。下山後はご褒美のラーメンと、ビールやジュースでお疲れ乾杯!
私の人生に登山は無縁であった。セカンドカーブ夏合宿に誘われ5月に登山を決意。登山を始めて良かったとつくづく思う。ばく隊長が、「誰もが負けない体験。みんなが登山を通して体験できるものはない。足で自然を体験してシェアする。言語化が出来る。」と話された。登山を終えてその通りだと改めて感動した。
今後も「ハイ喜んで!」の心意気で登山を楽しみ続けたいと思います。
レポート:菅野久美子
 

【BBQと食育】

上川ファミリーオートキャンプ村でBBQ。ゆうゆうさん(大島裕子さん)の愛と 想いがこもっている食事をいただきました。食材調達は、上川町にて【山一食堂】を営むひとみさんからこだわりの食材。大自然×食のコラボ。
BBQ前日の夜は女子組がキッチンに大集合。こんなキャッキャと楽しい幸せな笑い声が集まるキッチンはあるのだろうか?と、明日の胃袋をワクワクさせながら各々好きなように新鮮な野菜と鹿肉を串にさすなど下ごしらえをしました。当日は、黒岳に登ってきたのにも関わらず、キャンプ村に集まった皆さんは元気いっぱい。疲れ知らずの足取りでテキパ キとBBQの準備を始めました。
美味しいホッケにつぶ貝ホクホクジャガイモにひがし北海道にてハーブ農園を営んでいるまきこさんの新鮮なハーブに包まれる鶏肉。一口食べる度に「おいしい おいしい おいしい・・・」みんなの顔がほころびました。
キャンプファイヤーの後は、じっくり煮込んだスープとおむすびをいただきました。
心も体も大喜び。幸せな食事と空間は、感謝にあふれたひとときでした。ごちそうさまでした!!
レポート:堀内詩歩
 

【キャンプファイヤー】

出発日の朝、笑顔で家族に見送られて層雲峡に向かいました。スーツケースのほかのもう一つのカバンに入っていたのは、チャッカマン、ろうそく、花火、大判の白のシーツ、赤・オレンジ・虹色のアフロヘア。私はキャンプファイヤー係で、旭川までの車中でプログラムを入念にチェックしていきました。夏合宿2日目BBQの後、それまで降っていた雨が上がりキャンプファイヤー本番の時がやってきました。私は合宿の重要な役割 「火の神」
「火の神」の登場に、皆さんの歓声が聞こえ、キャンプファイヤーが始まりました。
その後、歌ゲーム、じゃんけんゲーム、猛獣狩り、楽器で遊ぼう、フォークダンス、歌、花火、そしてエンディングは全員で握手をしました。
学ぶときも全力で、遊ぶときも全力で遊びます!
初めて会った方ともゲームで親睦が深まり楽しく盛り上がりました。
レポート 武田明美
 

3日目 

【絵本プログラム】

セカンドカーブ講座の夏合宿で行われた「絵本プログラム」に参加しました。
「絵本の魅力や素晴らしさを大人にも伝えたい」と、サークル絵本会の皆さんが企画をし、絵本の紹介と読み聞かせをしてくださいました。
今回ご紹介いただいた絵本
『よあけ』 ユリ・シュリヴィッツ/作・絵 瀬田貞二/訳 福音館書店
『鳴き声できずなを結ぶ エゾナキウサギ』 佐藤圭/写真・文 文一総合出版
『しまふくろうのみずうみ』 手島圭三郎/作 絵本塾出版
『まわるおすし』 長谷川義史/作 ブロンズ新社
『かわ』 加古里子/作・絵 福音館書店 絵巻仕立て『かわ』 加古里子/作・絵 福音館書店
『質問絵本』 五味太郎/作 ブロンズ新社
『あるヘラジカの物語』 鈴木まもる/作 星野道夫/企画・原案 鈴木まもる/絵 あすなろ書房
『きこえる?』 はいじま のぶひこ/作 福音館書店
 
会場が北海道ということもあり、道内出身の木版画家 手島 圭三郎さんの絵本『しまふくろうのみずうみ』、北海道に生息するエゾナキウサギの写真絵本もありました。
読み聞かせが始まると、会場は静かに穏やかな空間に変わり、心地よい読み手の声に身をゆだねるように心もほぐれ、自然と絵本の世界に入り込みました。
想像力がかき立てられ、ある絵本では、涙が溢れてきたり、また別の絵本では、可笑しくて声を出して笑ったりと、たくさんの感情を味わいました。絵本がこんなに心に響くとは驚きでした
大人はいろんな経験をしているから、その分、絵本で追体験ができる。
大人にこそ絵本を薦めたいとおっしゃったのが印象的でした。
これから本棚に絵本を加えたいと思います。
皆さんも、是非、絵本を手にとってみてはいかがでしょう?
レポート:高頭引恵