2024年9月29日〜30日セカンドカーブ登山会【EBCトレーニング@燧ヶ岳・尾瀬】
9月最終日、ヒマラヤトレッキングのトレーニングをかねて福島県の最高峰、燧ヶ岳(2356m)登山に行ってきました。尾瀬国立公園からアクセスします。
皆さん、尾瀬といえば何を思い浮かべますか?
私は頭の中で"夏の思い出"のメロディがながれ、水芭蕉や湿原、長く続く木道が思い浮かぶものの、登山のイメージは全くありませんでした。
初めての尾瀬で登山!
山からの尾瀬沼や尾瀬ヶ原の展望が楽しみです。紅葉も見られたらいいな〜。
今回は1泊2日の行程です。
1日目は尾瀬入りして長蔵小屋に宿泊し、2日目早朝に出発です。
長蔵小屋は燧ヶ岳を開山した初代平野長蔵さんの始めた小屋で現在の4代目の方は、たかたかさんのご友人です。
築約100年の建物は木のぬくもりを感じ、長い廊下や階段は古い校舎を思い起こしました。
夜は星空を眺めたり、おしゃれな別館でお酒をのんでゆったりとした時間を過ごし次の日に備えました。
2日目早朝。曇りで遠くは霧。目指す山は見えません。
天気の好転を願いながら出発しました。
燧ヶ岳へはいくつかの登山ルートがありますが、行きは尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースです。
ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、途中で長英新道と合流し、俎グラ(まないた)頂上そして最高峰の柴安グラ(しばやす)(2356m)を目指します。帰りは長英新道を歩くコースです。
登りは急登でゴツゴツとした岩が続き、手足を駆使して攀じ登りました。
途中から雲をぬけて雲海が広がり目指す頂上もときおり見えてきました。
周りの高い山の頂きは見えますが下はまだ見えません。
晴れて欲しい!
しばらく進み、新道と合流したあたりからでしょうか。
雲がはれて目指す頂上がハッキリ見えてきました。
晴れた!
俎グラ頂上ではおにぎり弁当をパクつき、柴安グラではバクカフェの温かいコーヒーを、開けた景色を見ながらいただく贅沢な時間を過ごしました。
このひと時が辛かった登りを忘れる至福の時です。
下山途中で色づくナナカマドを発見。
紅葉シーズンはこれからです。
怪我することなく、みんな笑顔で下山。その後帰宅の路につきました。
休憩や食事の時間をいれて9時間半。15,6km。よく歩きました。
尾瀬は登山でなくても散策路があり見どころもたくさんあります。疲れたら休めるカフェもあり、リピートしたくなる場所です。
次回は水芭蕉の時期に尾瀬ヶ原の方も散策したいと思いました。
皆さんも一度、訪れてみてはいかがですか。
レポート: 和﨑 佳子
メンバー: 竹内、園田、髙橋